全身脱毛中はピアスを外すべき?穴あけ前と後のすぐできる準備
あるニュースサイトの調査によれば、日本人女性のなかでは、およそ3人に1人がピアスを開けているといわれています。決して少なくはない割合ですね。さて、近年美容脱毛をする人が増えていますが、このピアスが美容脱毛の邪魔になることはご存知でしたか?
金具が引っかかったり、光が反射してやけどをしたりと、ピアスをつけているときの脱毛には注意が必要。この記事で主な注意点を紹介しますので、脱毛中にピアスを開けたい人、既にピアスをしている方は、ぜひご一読ください。
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目次
ピアスの金具や装飾は脱毛の邪魔
最初に言うと、全身脱毛中にピアスを開ける・つけたまま施術を受けるのは、とても危険です。特に耳の軟骨や唇、おへそなどにつけるボディピアスは、耳たぶにつけるファッションピアスよりも外しにくく、脱毛の妨げになることが多いのです。
また、ピアス関係の脱毛トラブルでは、金具が脱毛機やスタッフの服に引っかかり、引っ張られてケガをしてしまう場合もあります。そのほかにも考えられるのは、ピアスによるやけど。脱毛ライトの光が金属やラインストーンで反射し、皮膚をやけどする可能性があります。金属部分が熱をもってピアス穴周辺が焼け、化膿することも考えられます。ケガがそこまで酷くなかったとしても、光が狙った毛穴にうまく届かず、脱毛効果が低減する場合も!
とはいえ、脱毛中なのを忘れてピアス穴を開けてしまった人や、「毛量が減ってきれいになったし」とボディピアスを開けたい人も、多いのではないでしょうか。ここからは「ピアスを開けたい人」「既に開けている人」向けに、それぞれ脱毛と両立させる方法を紹介します。
脱毛中にピアスをあけたい人はどうしたらいいの?
脱毛中に「ピアスを開けたい」と思った人、または「脱毛中だけどピアスを開けてしまった」人は、未完成な状態で施術を受けるのはケガをする可能性が高いため、ピアスの穴開けと脱毛の時期をずらすようにしましょう。詳しい理由と時期の目安について、それぞれ説明します。
ピアス穴の固定中は全身脱毛を控えるべき
穴を自分で開けた場合・美容クリニックで開けた場合に関わらず、ピアス穴は「わざと針や機械でつくった傷」のようなものです。そのため穴の周囲がしっかり塞がるまでは、ピアス周辺を清潔に保たなくてはなりません。最初の1〜2週間は、固定用のファーストピアスをつけっぱなしにする必要もあり、服などに引っ掛けないよう注意を払います。
とりわけボディピアスは、ファッションピアスより穴が安定しにくいので、ちょっとした刺激で化膿しやすい傾向にあります。全身脱毛では肌に熱を加えるので、よほどの緊急時を除いて、脱毛の間隔を延長したほうがいいでしょう。
ピアス穴完成の時期と、一目でわかる基準は?
ピアス穴完成の基準は、ピアス装着時に痛みがなく、体液も穴からしみ出してこなくなったときといわれています。
では、それまではどのくらいかかるのでしょう。これは穴を開けた部位によるところが大きく、ファッションピアスで1〜2ヵ月、固定しにくいおへそのボディピアスでは6ヵ月〜1年程度だといわれています。一方、全身脱毛の完了までにかかる期間は、一般的には2〜5年程度。部分脱毛ならともかく、全身脱毛を済ませてからピアスを開けた方が効率的です。
脱毛前からピアス穴がある人は、先にピアスを外そう
脱毛前からピアス穴が塞がっている人は、必ずつけているピアスを外してから、全身脱毛を受けましょう。注意が必要なのは、ボディピアスや、穴の固定用に通すファーストピアス。金具の部分がネジのようになって固く閉まっていて、外すのにはコツがいります。当日までには忘れずに外しておきましょう。
大きな飾りはゴーグルに引っかかりやすい
小さなファッションピアスの場合、(顔脱毛をプランに入れていなければ)施術には影響しないことが多いです。ただし、大きく目立つ飾り・ぶら下がるタイプの飾りがついたものは外しましょう。施術時に目を覆うゴーグルに引っかかり、外す時に引っ張られる場合があるからです。
まとめ:時期を調節してピアスも脱毛も両立しよう
全身脱毛にピアスが与える影響、脱毛中にピアス穴を開ける方法についてお伝えしました。以下の3点を復習しましょう。
- 脱毛時のピアスは効果の低下・肌トラブルを招く可能性あり
- 穴を開けたら、痛みがなくなるまで待つ
- 大きな飾りはあらかじめ外すこと
金属でできたピアスは、脱毛機の光を反射させ、熱も持つので非常に危険です。必ず施術が終わってからつける(穴を開ける)ようにしてくださいね。