スキンケアのやりすぎは良くない?!スキンケアのNG例を解説
一生懸命スキンケアを行っているのに、なんとなく肌の調子が安定しないという場合には、もしかするとスキンケアをやりすぎているかもしれません。実は、美容が好きな方こそ陥ってしまいやすい落とし穴が数多く存在します。今回は、スキンケアのNG例を詳しくご紹介します。
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目次
スキンケアのやりすぎは良くない?
過剰なスキンケアは、肌の状態をよくするどころか、肌に負担をかけてしまっている可能性もあります。ここでは、スキンケアの基本となる、肌の仕組みについてご紹介します。
皮膚の仕組みについて
皮膚の表面には、刺激や紫外線から皮膚を守るためのバリア機能が備わっています。このバリア機能の役割を担っているのが、皮膚の表面にある角質層と皮脂膜です。角質層や皮脂膜は、その環境に合わせて厚さを変えながら、私たちの肌を守ってくれています。乾燥している場所では皮膚を守るためにより厚く、湿度の高い場所では薄くなります。
過剰な保湿は逆効果
スキンケア商品をいくつも使って保湿しているのに、肌が乾燥しているという場合には、保湿のやりすぎである可能性があります。なぜなら、あまりに保湿をしすぎてしまうと、乾燥の危険がないと判断した皮膚のバリア機能が衰えてしまうからです。スキンケアによる潤いは一時的なものなので、時間がたつと乾燥や肌荒れにつながってしまいます。
足りないものを補うスキンケアが理想
スキンケアの基本といわれる保湿ですが、過度な保湿ではなく、必要に応じた適度な保湿が大切です。肌が持っているバリア機能で補えない部分を、スキンケアで手助けするくらいの心構えでケアを行うのがポイントです。
良くないスキンケアの例
ここでは、美容好きが陥ってしまいがちなスキンケアのNG例をご紹介します。
マッサージしながらクレンジングを行う
メイクを落とす際に、マッサージをしながらクレンジングを行っていませんか?マッサージをしながらメイクを落とそうとすると、摩擦を起こして皮膚に負担がかかってしまいます。しっかりとマッサージをするのではなく、指でくるくると円を描きながら、優しく汚れを浮かせるようにクレンジングを行うのがポイントです。
角質や毛穴のケアを頻繁に行う
角質や毛穴のケアを頻繁に行っていると、逆に乾燥を加速させてしまう可能性があります。また、皮脂や黒ずみを無理に押し出してしまうと、毛穴の中にスペースができてしまうため、余計に黒ずみや皮脂詰まりを引き起こしてしまうこともあり注意が必要です。
メイク前にスキンケアを重ねる
メイク前にいくつものケアアイテムを使用していると、油分が多くなりすぎてメイクが崩れやすくなる可能性があります。メイクアイテムには、油分が多く含まれていることを理解した上で、必要な分だけの保湿にとどめておきましょう。化粧水をしっかりと浸透させ、薄く保湿クリームを塗るだけで十分です。
シートパックを長時間使用する
肌に潤いを与えるためのスペシャルケアとして人気を集めているのがシートパックです。しっかりと成分を浸透させるため、表示時間以上に放置してしまっている方も少なくありません。しかし、乳液などで表面がコーティングされていない状態なので、シートパックの水分が蒸発するのと同時に、肌に含まれる水分も蒸発してしまいます。シートパックを使用する際には、記載されている時間を守って使用しましょう。
まとめ
今回は、スキンケアのやりすぎが肌に与えてしまう影響や、スキンケアのNG習慣についてご紹介しました。肌本来が持つバリア機能をしっかりと引き出した上で、足りない部分だけスキンケアで補うことで、より健やかで美しい肌を手に入れることができます。今までなんとなく行ってきたスキンケア習慣を、今一度見直してみてはいかがでしょうか。