介護脱毛はどこまですればいいの?おすすめの範囲や自己処理も紹介
将来の介護に備えて施術を受ける方が多い介護脱毛。介護のためにデリケートゾーンのアンダーヘアを脱毛する訳ですが、どこまでの範囲を脱毛するのがよいのでしょうか。今回は、介護脱毛のためのおすすめの範囲と、施術前にしておいて欲しい自己処理について詳しくご紹介していきます。
この記事を読むための時間:3分
目次
介護脱毛の対象はデリケートゾーン
介護脱毛は、排泄介助の負担と介護される側のお肌を清潔に保つために行うもので、対象としているのはいわゆる「デリケートゾーン」です。デリケートゾーンには、ビキニラインの「Vライン」、陰部の両側にあたる「Iライン」、肛門の周りにあたる「Oライン」があります。このVIOラインに生えている毛を脱毛して、介護に備えているのです。
しかし、介護を受けるためとは言え、今までデリケートゾーンに生えていたアンダーヘアを全て脱毛することに抵抗がある方もいるかもしれません。
介護脱毛のおすすめの範囲は?
では、介護脱毛はどこまでする必要があるのでしょうか。ここで、介護脱毛をするためのおすすめの範囲についてご紹介していきます。
IラインとOラインは無毛に
介護脱毛をする場合、「Iライン」と「Oライン」を無毛にすることをおすすめします。介護脱毛は排泄ケアの負担を軽くするために行うもので、尿や便がつきやすいIラインとOラインはマストです。
将来一人でトイレに行けなくなってオムツを履くようになると、排泄物がデリケートゾーンに生えているアンダーヘアに絡みついてしまうことが増えます。絡みついた排泄物を取り除くために拭き取りや洗浄をしてもらうことになりますが、なかなか取れないと介護者に負担をかけることになりますし、ゴシゴシ拭くと肌荒れや痛みの原因にもなりかねません。
全て拭き取りできなかった場合は、においや肌トラブル、感染症のリスクにもつながります。
Vラインは毛量を減らすだけでもOK
介護脱毛の際、Vラインまでつるつるにする必要はなく、毛量を減らすだけでも排泄ケアの負担を軽くすることができます。Vラインは、デリケートゾーンの中でも排泄物が付きにくい場所ですが、毛量が多いとオムツかぶれを引き起こす可能性もあります。
介護脱毛を考えていてもデリケートゾーン全てを脱毛するのに抵抗がある場合は、Vラインの範囲を狭くする、毛量を減らすなどして、自然な形に整えておくだけでも大丈夫です。
施術前の自己処理が大事
介護脱毛を受ける場合、施術前に自己処理をしておくことが大事です。レーザーや光照射によって毛母細胞にダメージを与えて施術しますが、アンダーヘアの処理をせずに施術を受けると毛先にも反応してしまい、熱を帯びた毛が肌に触れると火傷の原因にもなりかねません。
また、アンダーヘアが長いままだと、レーザーや光の熱が毛全体に分散するため、脱毛の効果が落ちてしまうことも考えられます。しっかりと脱毛するためには、必ず施術前にVIOラインの毛を自己処理しておく必要があるのです。
前日までに自己処理を
アンダーヘアの自己処理は、脱毛の施術を受ける前日までに行うようにしましょう。デリケートゾーンの皮膚は他の部位よりも柔らかいため、自己処理することで肌が傷つきやすくなってしまい、そのまま施術をすればさらに肌への負担が大きくなるからです。
また自己処理は、肌を傷めやすいカミソリはなるべく避けてください。できるなら、VIO専用の電動シェーバーがおすすめです。ただし、いきなり電動シェーバーを使っても、うまく毛をカットできない可能性があります。先に小さなハサミを使うなどしてアンダーヘアを短くカットしてから、シェービングしましょう。
無理せず手が届く範囲で
施術前の自己処理は、無理して行う必要はありません。VIOライン全てをきれいにする必要はなく、手が届く範囲で電動シェーバーを当ててください。Vラインの施術は、最初は全体の毛量を薄くするものがほとんどで、Vラインは脱毛しない方が毛を全て剃っても、また生えてくるので心配ありません。
しっかり相談してから介護脱毛を
介護のために行う脱毛の範囲は、デリケートゾーンです。将来の介護に備えて、自身のデリケートゾーンを清潔に保ち、肌トラブルや感染症を予防したいなら、IラインとOラインの脱毛は外せません。今回の記事を参考にして、クリニックやサロンの担当者としっかり相談した上で介護脱毛をしましょう。